OSの選択肢が増えるのはいいことだ。いまは選択肢が少なすぎる。そして,次に手に取りそうなOSは,Beの血を引いている。
quote:マイクロソフト社はかつてOS市場で競合していたビー社に起こされた独禁法訴訟で,2320万ドルを支払って和解することを明らかにした。マイクロソフト社は不正行為を行ったことは認めていないが,多額の和解金と裁判費用を支払うことに合意した。
そう,そしていまこそビーなのである。もちろんBeOSは公式にはこの世には存在しない。なので,フリーとして提供されたBeOS R5パーソナルエディションに,日本語環境でも使えるようにインプットメソッドやフォントを追加して使うことになる。日本人にファンが多いBeOSだけにそのあたりが整っているのでなんとか使うことができるだろう。だが,いくつかある問題点を解決したイエロータブ社のゼータの登場が待たれる。もともとユニコードを基にしているので日本語環境でも問題ないはずのBeOSなので,小さな問題が解決されるゼータは,すぐに使えるBeOSとなる。ちなみに,イエロータブ社はビー社からBeOSのライセンスを譲り受けた直系子孫とも云える。MPEGやDVDの再生環境も提供され,ネットワーク環境も手軽に構築できるようなので,BeOS後継の最有力だろう(スクリーンショットは胸躍るナ)。
マックOS Xの進化はみていて楽しいが,唯一の存在では比較のしようがない。あの会社のXPとやらではハナから話にならないので,BeOSの子どもが出てくる必要はあるのだ。そう,場合によってはOS Xを捨ててもいいのである。ハードウェアが常にしがらみしか生まないのがいまのアップルのマイナス点だが,それを捨てることはアップルにできないのはわかっている。だから,ゼータなのだ。リンドウズ(過去記事)によるリナックスのデスクトップ化が進んでもいいのだが,OSはすべての基本として使うものだからセンスが必要。リンドウズは応援したいが,本命ではない。(ゼータはイエロータブ社のサイトをみるともう売っているようにみえるが,まだ売られてない。早く発売して欲しいな) <
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